父親

今日は中学の頃を思い返してみようと思います。自分は幼い頃お調子者でよくしゃべる子供だったと思います。そのわりに小心者な面もあり些細なことでよく落ち込んだりもしました。そういった自分が情けなく思ったのでしょう、よく父にも怒られました。幼かった自分は怒られる都度恐怖の感情のままに父を理解して育ちました。そしてあの出来事、父が他界した中二の夏。これまで味わった事のない空虚感、悲しみ、倒れる瞬間のイメージ、一生忘れることはないでしょう。今になってみて父の存在そのものが恐怖以上に勝っていた事を実感しています。
そして自分は28という歳を迎えようとしてます。成人もとうに過ぎ本当の意味で大人になっていなければならない歳です。はっきり言って自分は幼い頃と比べて根本的なことはあまり変わらずここまで来ています。特に残された家族には大きな負担となっているでしょう。きっと父もそっちで自分の事を見て怒っていることと思います。 それでも大人の世界で生きていく事を諦めているわけではありません。ずいぶん遅くなりましたがこれから少しづつでも残された男一人として生きていく事を学ぶつもりです。

今は亡きあなたへ 作詞、作曲 真治

誰かの為に歌ってみても 口に出しては軽々しくて 今日も言葉を飲み込んだ
心底強く願ったものは どうしてか儚くて 掌から零れ落ちた
人は亡くなって消えてくもの そんな事僕は分かってた 無意味なものなど一つもない
それでも心打ちひしがれ悲しんだ 人を愛する事と同じように

失くしてしまいたい 過去の歪みに上手く笑えなくて
僕はまた 作り上げた 自分に自分を重ねてた

1一つの 命の重たさを あなたがいなくなり 僕は初めて知りました
そして 大人になる度に 子供心ながら あなたの あなたのようになりたいと
僕もいつかそこにいくだろう命と超えていくでしょう1

最近夢見ることもなくて 少しづつ忘れていくのかな 薄れたあなたの面影を
それでもどこか笑って見せたあなたがいた 僕の背中をそっと押してくれた

授かりし想いを 少しだけでも僕は遂げたくて
毎日を 生きている 精一杯生きている

一人の 命の在り方を 今は亡きあなたが 僕に教えてくれたんだ
そして 人を愛すること 誰かを想う事 あなたが あなたが僕にくれたもの
僕も今一人の人として愛を育んでいます

悲しみや 苦しみを 今一つに束ね
空高く 解き放ち あなたを想い あなたの唄を歌うよ

1繰り返し

僕もいつかそこにいくだろう命と超えていくでしょう